
素材館
スマホケースを作り上げた高品
質な素材の魅力を探る

TPU
TPUとは、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(Thermoplastic Polyurethane Elastomer)の略で、プラスチックの一種です。ゴムのような弾力性と硬質プラスチックのような強さを兼ね備えており、加工や着色が容易です。

TPUの主な特徴は次のとおりです:
衝撃に強い
ポリカーボネートよりも柔らかく、シリコンよりも硬い中間要素を持つ素材で、落下などの衝撃を吸収します。
傷がつきにくい
耐油性や耐薬品性、耐摩耗性に優れています。
ホコリが付きにくい
プラスチック素材の一部で滑らかなため、シリコンのようにホコリも付きづらいのが利点です。
透明度が高い
ポリカーボネート同様、TPU素材も透明度が高いので、iPhoneやスマホの背面のデザインを損ねません。
TPE(サーモプラスチックエラストマー)
TPE
(サーモプラスチックエラストマー)
TPE(サーモプラスチックエラストマー)とは、熱を加えると溶けて成形でき、冷やすとゴムのような弾性を示すプラスチックです。TPEは比較的柔らかめ(硬度は60以上など)で、TPUは比較的硬め(硬度は90以上など)です。

TPEの主な特徴は次のとおりです:
高い柔軟性
ゴムのような弾性を持ち、柔軟性が高い
環境にやさしい
処理時には有害なダイオキシンが発生しない。リサイクルが容易で、環境にやさしい
加工が容易
加硫をする必要がなく、射出成形や押出成形などのプラスチック製造技術による加工が可能
耐久性が良い
ゴムよりも劣化しにくい
PC (ポリカーボネート)
PC(ポリカーボネート)は、優れた透明性、耐衝撃性、耐候性、加工性を持つ強くて丈夫な熱可塑性樹脂です。光透過率が89%以上と高く、曇りが少なく、成形が容易で、さまざまな素材と組み合わせることができます。UV耐性も高いですが、表面硬度は比較的低く、耐久性は非常に優れています。

高強度・耐衝撃性
PC素材は通常のガラスの250倍、一般的なプラスチックの10倍以上の耐衝撃性を持ち、高い耐久性を誇ります。製品を保護するために特に適した素材です。
軽量
ポリカーボネートは密度が低く軽量で、耐久性を維持しながら軽量化が求められる用途に最適です。スマホケースや航空宇宙、自動車部品など、軽量化が重要な業界で幅広く使用されています
PMMA
(ポリメチルメタクリレート)
PMMA(ポリメチルメタクリレート)
PMMA(ポリメチルメタクリレート)は、可視光透過率が最大92%と非常に高く、曇りが少なく優れた成形性を持つアクリル樹脂です。TPUやTPEと二次射出成形で一体化することが可能ですが、接着強度は平均的です。UV劣化に強い一方で、割れやすくコントロールが難しいという特徴があります。表面硬度は非常に高いです。

高透明度
PMMAの透明度は約92%で、ガラスに近い光学的透明性を持ちます。ガラスの代替素材として「アクリルガラス」と呼ばれることも多いです。
軽量
ガラスより約50%軽く、軽量化が求められる用途に適しています。
高い表面硬度
強化ガラスほどではありませんが、一般的なプラスチックよりも傷がつきにくいです。
Silicone
シリコーンは、肌に優しく、グリップ感や耐衝撃性に優れているため、日常使いに最適です。掃除が簡単で、豊富なカラーバリエーションがあり、視覚的な選択肢が多いことも特徴です。

Glass
ガラスは、高い透明度と黄ばみにくい特性を持っています。

Paint
スマホケースの表面に塗布され、素材に汗や化粧品などの浸透を防ぎ、黄ばみの進行を遅らせ、長期間の透明感を維持します。


ソフトタッチ塗装「ラバーオイル」
滑らかな手触りを与え、指紋が付きにくくなります。